【外務省 研修導入事例①】障害を有する職員を支援する支援者向け研修~互いを知り相手と自分を尊重して働く~

研修概要

≪目的≫
外務省にて勤務する障害を有する職員の支援員同士の連携強化による環境改善
※事前アンケートを実施し目的を設定

≪内容≫
第1回:支援員同士の連携強化のためのACT体験編(2023年10月)
第2回:事例を用いた連携強化のための実践編(2023年12月)

≪講師≫

株式会社スタートライン コンサルティングサービスチーム 眞島哲也
障害者雇用関連の営業、サポーター、人事、広報、街づくり、講師などを担当

株式会社スタートライン コンサルティングサービスチーム 福島ひとみ
作業療法士、公認心理師の資格を有し、就業訓練、定着サポート、研修や業務切り出しなどの障害者雇用コンサルティングに従事。

研修詳細

第1回:支援員同士の連携強化のためのACT体験編(2023年10月)

◆PROSOCIAL(プロソーシャル):文脈的行動科学、進化科学、持続的コミュニティの経済学の3つを統合的に根拠にした米国発の社会的行動変容のための最新方法論を取り入れ研修を実施。

◆セルフワーク:こころとの付き合い方を身につける最新の認知行動療法であるACTを活用したセルフワークで自分自身の大切にしていること≒価値に向き合う。

◆グループワーク:セルフワークで行った『自分自身の大事にしたい支援≒価値』を発表し、他者の意見も受け止め、互いを知ることで連携が強化できることを体感。

第2回:事例を用いた連携強化のための実践(2023年12月)

◆事例

◆事例を用いたグループワーク

『どの行動が問題か』『なぜその行動をとるのか?』『望ましい行動とは?』『望ましい行動のためにできる対応は?』など、行動分析学などを使い課題分析し、具体的な解決方法をグループで検討。

研修後アンケート(一部抜粋/要約)

◆一人で抱え込まないように、自分自身も大切にしながら、連携を取りたいと感じた。大変有り難い研修だった。

◆多少自分を犠牲にしても…と思いがちであるが、支援する側も自分の感情や体調を考え、お互い元気に働ける事がよい支援につながると思った。

ACTの考え方は自分自身にも、相談場面においての対象者の問題解決につながるヒントになると感じた。

◆それぞれに違いがあるからこそ共有が必要であり、共通の考えでない人を否定しないことが、支援者の視点として大切だと考えた。

◆今後の業務においてACTの手法を生かしていきたいと思った。

まとめ

雇用支援は「人」対「人」であり、一つひとつ状況が異なるため、解決方法に「正解」はなく、支援する側も支援や対応に悩む場面が多くあります。

そのため、自分自身の考え方や価値観を知り、相手の行動や考えを客観的に整理できる方法を用いて、限られた時間の中で、より良い支援につなげることが大切だと考えます。

今回の研修がその一助となり、共に「誰もが自分らしく働ける社会」を実現していきたいと思います。取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。

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この記事を書いた人

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株式会社スタートライン 吉田

企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで300社、3000名以上の障害者雇用に携わる。