これまでの感謝の気持ちを還元していきたい

泉田 知之

IBUKIサービスユニット関東 関東第1エリア YOKOHAMA FARM
サポーター 2021年入社

本気で人と向き合うということ

 大学卒業後は、大手中古車販売会社で働いていました。当時はお客様と対面しないコールセンター営業の仕事でしたので、なんとなく相手の喜ぶ顔の見える仕事がしたいと考えていた時に、スタートラインで働く元上司が私に声を掛けてくれました。
 これまでの職場と全く異なる業界で障害者雇用に関する知識はほとんどありませんでしたが、スタートラインの話を聞いているうちに、これから障害者支援の市場が拡大していくこと、そして、成長のチャンスの多い会社だということがわかってきました。そんな会社でチャレンジしてみたいと入社を決意し、選考を進めていただく中で、スタートラインの面接にむき合う姿勢に感銘を受けました。
 スタートラインの面接は、限られた時間の中で私のことをとことん理解しようとしてくれ、私の本質がどこにあるのか見極めようと真剣に向き合ってくれました。面接の中では伝えづらい厳しいことも指摘してくれ、何より“誰と何をするかが大事”だということに気付かせてくれたことに、とても感謝しています。面接では、自分のダメな部分をさらけ出し過ぎたなと思っていましたが、結果として、私のすべてを受け止めてくれたスタートラインに入社することが決まりました。

障害名に囚われることなく、目の前の相手のことを見る

 入社して、1か月ほど座学の研修を経て、現場に配属されました。配属当初、障害者支援を全くの未経験だった私は、相手の障害のことを意識し過ぎていて、その人のことが見えておらずいつも不安がつきまとっていました。先輩社員から、障害があるかどうかではなく、まずは相手と向き合うことを教わってからは、どこまでその人に寄り添うべきなのか、私たちにできないことはきちんと断るという行動を取ることができるようになりました。対人業務なのでいつも正解があるわけではありませんが、徐々に自分なりの相手への寄り添い方ができるようになってきていると感じます。
 初めてIBUKI利用企業に入社する障害者への初期研修を担当させていただいた時、業務に躓いたり、不調になる障害者に対して、通り一辺倒な対応しかできず、自分のスキル不足を実感しました。相談されたことにその場で応えられないことを持ち帰って先輩社員に相談してみると、その人の中にはたくさんの引き出しがあり、その相談内容に必要な打ち手や考え方をいくつも提示いただきました。その時、先輩社員が持っている視座の高さ、本質を考える思考力などに気付かされました。

自分が経験させていただいたことに感謝し、この経験を還元していきたい

 IBUKIの現場での仕事は、すぐに解決できない仕事が多く、正直しんどいと感じる場面もありますが、先輩社員や上司は、いつもポジティブに仕事を楽しむことを教えてくれます。その姿を見ていると純粋にその人のように輝きたい、これまで自分が経験させてもらったことを、これからは誰かに還元できるようになりたいと思います。

 会社が成長しチャレンジし続ける文化があるからこそ、社員一人ひとりが成長する機会も多いと考えています。これから、責任のある立場を目指し、視座を高く持ち、同じ目標に向かうチームとして切磋琢磨できる関係を構築し、私自身が仕事の楽しさを体現していきたいです。新卒社員の教育担当を任せていただいたことなど、一つひとつの仕事をチャンスと捉え、成長の機会に変えていきたいと思います。