住商メタルワン鋼管株式会社(以下、住商メタルワン鋼管)は、国内最大の鋼管専門商社として、鋼管・配管機材などの加工・販売を手がけ、自動車、プラント・エネルギー、造船、建設機械・産業機械、土木・建築・設備など幅広い領域のものづくりを支えています。
2025年8月にロースタリー型障害者雇用支援サービス BYSN(以下、BYSN)の利用を開始してから約8ヶ月。そこで働く、S氏にお話を伺いました。(取材日:2026年3月)
就労移行支援事業所での訓練を経てから就職へ
――――住商メタルワン鋼管にて働く前は、どのように就職活動をされていましたか?

はじめは、障害者就業・生活支援センターのスタッフと一緒に何社か面接を受けていました。
そうした中で、まずは面接の練習や就職に向けた訓練ができる場所で準備した方がよいと就労移行支援事業所を勧めてもらい、通所することになりました。
――――就労移行支援事業所では、どのようなことをされていましたか?

封筒を作ったり、宛名を貼って発送するような作業をしたり、面接の練習をしたりしていました。他にも、資料をクリアファイルに入れる作業や、レターパックの宛名書きなど、さまざまな訓練を通して就職に向けた準備を進めていました。
初めての職場だからこそ「続けられるか」が気がかりだった
――――就職活動中はどのような心境でしたか?

就職したい気持ちは強かったのですが、実際にどのような方と一緒に働くのか、自分に合う環境なのか、この先長く続けていけるのか、など気がかりでした。
――――そんな中、BYSN の仕事に興味を持ったきっかけを教えてください。

様々な仕事を見てみようと、住商メタルワン鋼管のBYSNの見学をした際に、ハンドピック体験をさせてもらったんです。
自分自身では全然できていないと思っていたのですが、一緒に同行してくれた就労移行支援事業所の支援員や、スタートラインのスタッフから「上手ですね」と声をかけてもらい、「私にもできるんだ」と感じられたことが大きかったです。
また、もともとコーヒーが好きだったこともあり、住商メタルワン鋼管のBYSN の仕事に興味を持って面接を受けました。
内定をもらったときは、とても嬉しかったのを覚えています。
細かな作業が、自分の強みになってきた
――――現在は、どのような仕事をしていますか?

ハンドピック、コーヒー豆を挽く作業、ラッピング、ステッカー貼りなど、幅広い業務を担当しています。
最近だと、コーヒー消臭剤づくりの作業にも関わっています。
コーヒーのラッピングをする機会もあり、細かな作業を任せてもらうことが増えてきました。
――――どのような作業をしているときにやりがいを感じますか?

細かな作業が好きなので、やりがいを感じます。
好きな作業を任せてもらえるのは嬉しいですし、きれいにできるとチームメンバーから「すごいね」と評価してもらえることも励みになっています。
――――「すごいね」と評価してもらえると嬉しいですよね。

その一方で、これで大丈夫だろうかとプレッシャーになることもあります。
期待に応えたい気持ちがあるからこそ、緊張も伴うので、そんな時は管理者やスタートラインのスタッフに相談したうえで、落ち着いて取り組むように心がけています。
コーヒー豆を用いた染色で服やレースを染めてみたい
――――今後、挑戦してみたいことがあれば教えてください。

コーヒー豆を用いた染色に挑戦してみたいです。
服やレースを染められたら面白そうだなと思っている一方で、安全面なども考える必要があると思うので、慎重に進められたらと考えています。
――――染色いいですね。その発想に至った背景を教えてください。

就労移行支援事業所に通う前は、洋服に関わる仕事をしていたことがあって、もともと服が好きなんです。
そのため、住商メタルワン鋼管のBYSN 業務を通して、自分の興味につながることに挑戦できたらいいなと思っています。
・障害者の表記について
当社では、以下の理由より常用漢字表記を使用しておりますが、ご利用企業様のご意向により発言箇所は「障がい者」と表記としております。
≪障害者の表記について≫https://start-line.jp/shougai/
