【管理者インタビュー】「コミュニケーション」と「自主性」で「社会的な自立」を実現し、より良い人生へ

NC(数値制御)放電加工機のパイオニアで、工作機械、産業機械などの開発・製造・販売を行う株式会社ソディック屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKI(以下、IBUKI)の管理者として働くN氏にお話を伺いました。(取材日:2024月5月)

◆縁とタイミングで出会ったチラシがきっかけで初めての業界へ
◆人と人の関係性を作るコミュニケーションの大切さと伝えたいこと
◆自主性により「社会的な自立」を実現し、より良い人生へ

是非ご覧ください!

従業員数業種
3,562名(連結)1,183名(個別)※2023年12月期工作機械事業(開発・製造・販売)

縁とタイミングで出会ったチラシがきっかけで初めての業界へ

―――まず初めにソディックに入社するまでの経緯を教えていただけますか?

N氏

鉄道会社で、駅員や車掌、人事など再雇用まで含めて約46年間働いてきました。退職後、社会貢献性の高い仕事をしたいなと考えていた時、新聞のチラシでIBUKIのことを知りました。

―――IBUKIのチラシを見てどんな部分に興味を持たれたのでしょうか?

N氏

「障害者サポートスタッフ大募集」と「シニア大歓迎」の2つが目に留まりました。

―――もともと障害者の就労支援に興味はあったのですか?

N氏

社会貢献性の高さもそうですが、鉄道会社時代に障害があるスタッフが働いている姿を見たことがあったこと、娘が福祉関連の仕事をしているので身近には感じていました。そんな縁とタイミングで出会ったチラシだったので、応募してみることにしました。

―――入社前に不安なことはありましたか?

N氏

初めての業界、仕事だったので「大丈夫かな?」という不安は当然ありました。しかし、それと同時に「どんな仕事でどんなやりがいがあるのだろうか?」と期待感もありました。

人と人の関係性を作るコミュニケーションの大切さと伝えたいこと

―――入社後、管理者の仕事をやられてみて、どう感じられましたか?

N氏

鉄道会社時代に教育担当をやっていた時期がありました。その時「この仕事をやっていて良かったな」とやりがいを感じていたのですが、それに近いイメージですね。

―――具体的にはどんな場面でしょうか?

N氏

ソディックでは、私たちIBUKIの管理者もメンバーの採用面接に入ります。そして採用したメンバーが一つずつ業務を習得し、昨日できなかったことが今日はできるようになる、そんな「人の成長を目の前で見て実感できる場面」にやりがいを感じます。

―――仕事で大切にしていることはありますか?

N氏

「コミュニケーション」です。メンバーとの会話を大切にしています。

―――それはなぜでしょうか?

N氏

様々なメンバーがいて、うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあります。その経験を振り返るとやっぱりコミュニケーションが大切だと実感しています。

―――具体的にはどのようなコミュニケーションでしょうか?

N氏

面談もそうですが雑談も大切にしています。相手の考えや状況を知ること、そしてこちらの考えを伝えること。そうやって人と人との関係性ができていくと思います。

また、「働く喜び」「仕事の楽しさ」「給料をいただき人生を作ること」なども伝えられていければと思います。あとは単純に気分転換、リラックスの意味もあります。

自主性により「社会的な自立」を実現し、より良い人生へ

―――仕事をするうえで大変なことはありますか?

N氏

メンバーの「モチベーション」を保つこと、向上させること、でしょうか。

―――そのために工夫されていることはありますか?

N氏

ソディックでは「自主性」を大切にしています。具体的には「どんなブレンド茶を作るのか?」「どんなスケジュールを立てるのか?」などを自分たちで決めてもらっています。

―――「自主性」は「モチベーション」につながるとお考えなのですね。

N氏

どんなものを作ったら多くの人の役に立てるか、喜んでもらえるか、そんな仕事の最も基本的な部分は管理者で考え、アイデアを出し合い、試行錯誤しながら工夫して進めることで、メンバーのやりがいやモチベーションにも繋がるのではないかと思います。このように色々試すことができるのもIBUKIの良さの一つですね。

―――「モチベーション」につながると同時に責任感も生まれますね。

N氏

「自主性」を大事にすることで「やりがい」だけでなく「一体感」や「責任感」も生まれていると思います。その結果メンバーが成長し「社会的な自立」も実現出来たらいいなと考えています。

―――「社会的な自立」とはどんなイメージでしょうか?

N氏

健康な心と体、自分で考え行動すること、その行動に責任を持つこと、そしてその結果「自信を持って生きていくこと」でしょうか。仕事を通じてその基本的な大切なことを共に学び、お互いより良い人生にできればと考えています。

―――最後に今後についてお聞かせください。

N氏

私自身も最初は何もわからなかったのですが、メンバーと共に仕事を通じて様々なことを学びました。引き続き、毎日楽しく元気に過ごしながら仕事を長く安定し続けていけるように、みんなで取り組んでいきたいと思います。それと本社の社員食堂で、作った野菜が提供されているので、メンバーみんなで食べに行きたいですね。

―――本日はありがとうございました!

N氏

ありがとうございました!

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この記事を書いた人

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株式会社スタートライン 吉田

企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで300社、3000名以上の障害者雇用に携わる。