【職業能力開発と向上を支援】障害者が安心して働き活躍するための初期研修とは?

スタートラインは『障害者が安心して働き活躍する』ことを目的に障害者雇用の場所と機会を創出しており、その結果、働く障害者のアンケートでは約8割が「仕事を通じた成長」を実感しています。

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では『障害者が安心して働き活躍する』ためには何が必要でしょうか?

『障害者が安心して働き活躍する』ために必要な3大要素

『障害者が安心して働き活躍する』ためには、以下3つの要素は必要不可欠であると考えます。

① セルフマネジメント:心身を安定させ「仕事」ができる状態であること
② 業務習得:自身の得手不得手などを理解した上での業務習得
③ 課題分析と対処:業務上の課題の要因分析と対処方法の確立

仕事ができる状態で、適切に業務対応し、起きた課題を分析し対処する。
それが「仕事」に必要な基本的な要素であり、『障害者が安心して働き活躍する』ためにも必要不可欠な3大要素であると考えます。

3大要素を網羅する初期研修とは?

スタートラインが運営する屋内農園型障害者雇用支援サービス『IBUKI(イブキ)』やロースタリー型障害者雇用支援サービス『BYSN(バイセン)』では、『障害者が安心して働き活躍する』ために必要な上記3大要素の習得を目的に、各種ツールを活用しながら初期研修を実践しています。様々なサービスと研修がある中で、今回はBYSN初期研修の一部を、具体的ツールと共に紹介します。

① セルフマネジメント:心身を安定させ「仕事」ができる状態であること
◆健康管理シート
日々の生活、体調を把握・管理し、自身の心身の状態や生活習慣を理解することで、セルフマネジメントができるようになるためのツール

◆ACT
第3の認知行動療法ともいわれる心理的支援の1つで、自分の中の思考や感情をありのまま受容し、仕事や人との関係性などを客観的に受け止め、
自分にとって大切な行動を行うことができる状態を目指すプログラム

② 業務習得:自身の得手不得手などを理解した上での業務習得
◆業務マニュアル例『BYSN WORK MANUAL』
業務全体像、各業務の詳細や手順/ポイントなどが、誰でもわかりやすく理解できるように、画像を多用し見せ方を工夫した業務マニュアル

◆業務補完ツール
職業能力や特性に合わせて業務遂行を『補完』することができる『補完ツール』も活用

③ 課題分析と対処:業務上の課題の要因分析と対処方法の確立
◆課題分析に活用『BTPシート』
個人の変化を測定する場合に有効な可視化ツールを取り入れ活用している
BTPシート

スタートラインが用意している初期研修では業務に対して2回連続正答率100%で、次の業務へ移行するシステムを導入し、その結果、適切な課題分析と対処を実践でき、安心して業務遂行が可能となっている。

◆業務補完ツール

個々人の特性や得手不得手を把握し、職業能力の開発と向上を適切に支援するために活用する『業務補完ツール』例

『障害者が安心して働き活躍すること』が生み出す価値

『障害者が安心して働き活躍すること』

それは、多様な人材が企業の経営や事業に貢献することにつながります。
その貢献は、働く人の熱意ややりがいを生みます。

そしてその結果、企業、障害者、そして関わるすべての人にとって「自分らしく生きる社会」が実現できると考えます。

そんな社会を創造するために、一人ひとり一社一社に向き合った障害者雇用支援サービスを、引き続き展開して参ります。

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この記事を書いた人

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株式会社スタートライン 吉田

企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで300社、3000名以上の障害者雇用に携わる。