【鈴与シンワート導入事例】働く喜びと成長のために一人ひとりと向き合う障害者雇用

鈴与シンワート様インタビュー画像

220年の歴史を持つ鈴与グループの一員で、情報サービス企業として顧客の事業戦略を支えるICTソリューションを提供している鈴与シンワート株式会社(以下、鈴与シンワート)

事業規模拡大に伴う障害者雇用支援サービスサポート付きサテライトオフィス INCLU(以下、INCLU)活用事例をインタビューしました。(取材日:2023年2月)

▼インタビューを受けてくださった方
鈴与シンワート株式会社 取締役 管理本部長 兼 総務・人事部長 大川正氏
鈴与シンワート株式会社 管理本部 総務・人事部 人事スペシャリスト 大河原由紀子氏

従業員数業種
620名(2023年3月現在)IT

INCLU導入前の悩み
・障害者雇用の経験が少なく、採用&雇用ノウハウが不足していた
・事業拡大のスピードに合わせた障害者雇用を進められていなかった
INCLU導入後の効果
・障害者が安心して働ける環境が実現できた
・一人ひとりの目標や成果に向き合うことで、それぞれの働く喜びと成長を実現できた

障害者雇用の豊富なノウハウがあり、安心して導入できると感じたINCLU

―――INCLU導入前の障害者雇用の取り組みについて教えてください。

大川氏

社内に障害のある方はおりましたが、いわゆる障害者枠での採用経験は浅く、事業が拡大していく中、どのように障害者雇用を進めていくべきか悩んでいました。そんなときに、スタートラインのサテライトオフィスを知りました。

―――様々な雇用方法の中で、なぜINCLUを選んだのでしょうか?

大川氏

スタートラインのINCLUには

①ノウハウを習得している専門スタッフによる障害者採用の全面的サポート
②業務切り出し、マニュアル作成を含めた業務フローの構築支援
③サポートスタッフ(以下、サポーター)常駐による安心感のある環境

この3つがありました。

当時、障害者雇用の経験が浅かった当社でも、安心して障害者雇用を進められると感じ、2018年よりINCLUの導入を決定しました。

一律のキャリアを決めるのではなく、一人ひとりと向き合い、寄り添って、共に考えていくことが大切

―――INCLUの業務はどのように切り出しましたか?

鈴与シンワート大河原様
大河原氏

まずは管理部門から業務切り出しを行いました。その際、障害種別で業務の向き不向きを考えることはせずに、できるだけそれぞれのスキルに合う業務を行ってもらう観点で考えました。

その結果、今では様々な種類の業務を切り出すことができました。新型コロナウイルスの影響で一時在宅勤務などもありましたが、その際も業務の種類は減少することなく、増加しました。

―――なぜ業務が増加したのでしょうか。

大河原氏

INCLUで働く社員の業務習熟度が上がっていくにつれ「この業務が出来るなら、うちの部門のこの業務もできるのでは?」と、依頼が増えていったためです。

現在は、INCLUで働く社員たち自身で業務の運用を考えて対応するような仕組みになっています。

INCLUで働く社員が努力をしたからこそ、仕事に対する自信が見えてきていますし、私たちも社員の成長を実感しています。

―――素晴らしいですね!社員が成長するため、どのような取り組みを行っていますか?

大川氏

半年後にどうなりたいかを話してもらい、それをゴールにみたて、そこをめがけて月に一度、1対1でフォローアップ面談を実施しています。

フォローアップ面談では、設定したゴールを達成するため、どのように業務を改善するのか、またチャレンジしていくのか、そのために会社でサポートできることはあるかなどを確認しています。進捗確認だけでなく、本人の働くうえでの今後の希望なども聞いています。

大河原氏

大川とのフォローアップ面談を実施するとなった際、「どんなことを聞かれるんだろう」と、最初は皆緊張していました。

しかし面談の実施回数を重ねていくと、「こんな風に業務を変えていきたい」「〇〇にチャレンジしてみたい」など、大川との面談で伝えたいことも増えているようです。

自身の仕事の評価、目標を面談で共に振り返ることで、やりがいに繋がっていると感じています。

―――丁寧なフォローアップ面談を行っていらっしゃるんですね。

大川氏

業務範囲をどんどん拡大してステップアップしていきたい社員もいますし、コツコツと積み重ね、長く安定して働くことを考える社員もいます。

障害の有無だけでなく、人はそれぞれ、様々なバックグラウンドを持っています。その人の持つ力を発揮し活躍してもらうためには、キャリアを一律で決めるのではなく、一人ひとりと向き合い、寄り添って、共に考えていくことが社員の力を引き出すうえでとても大切だと考えています。

『自分の居場所だ』と感じて、安心して働けるINCLUという環境

―――INCLUで働く社員からはどのような声があがっていますか?

大河原氏

同じように障害のある方が多くいる環境で働いていること、そしてスタートラインのサポーター様が常駐していることで、安心感があるようです。サポーター様がきめ細やかに日々サポートしてくれることは大きな安心感に繋がっているのだと感じています。

大川氏

些細なことは丁寧に報告してくれますし、私たちもサポーター様を信頼しています。

また、スタートラインと私たちで情報共有することで、INCLUで働く社員を多角的に見ることが出来、本人たちの力を引き出すヒントに繋がっていると感じています。

―――INCLUで働く社員に期待していることはどんなことですか?

大河原氏

楽しく働くことが長く活躍することに繋がると思いますので、当社の社員には楽しく働いてほしいと考えています。

また、業務面では、INCLUで働く新しい社員が入った際に、その人に業務を教えてもらうことなどを期待しています。

―――今後の障害者雇用についてどのようにお考えですか?

大河原氏

障害者雇用に限らず、全ての社員が仕事にやりがいを持ち、楽しく長く働き、そして幸せになってほしいと考えています。

前向きに明るく働くために会社として一人ひとりに寄り添い、全力でサポートしたいと思います。

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担当:インサイドセールス 田代(TEL:050-5527-8581)

この記事を書いた人

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株式会社スタートライン 吉田

企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで300社、3000名以上の障害者雇用に携わる。