【ソシオークホールディングス導入事例】プロフェッショナルとして活躍するINCLUの社員と会社が向き合い、共に作る未来

 「社会と共生する樹でありたい」をグループミッションに掲げ、フードサービス、子育て支援、運行管理・移動サービスなど、地域生活を支える事業を展開しているソシオークホールディングス株式会社(以下、ソシオークホールディングス)
障害者雇用支援サービス サポート付きサテライトオフィスINCLU(以下、INCLU)の活用事例をインタビューしました。(取材日:2023年7月)

▼インタビューを受けてくださった方
ソシオークホールディングス株式会社 経営企画Division グループ支援Team 和田 崇志氏
ソシオークホールディングス株式会社 経営企画Division グループ支援Team 五木田 智秋氏

従業員数業種
13,544名(グループ全体)給食・保育


INCLU導入前の悩み
・業務切り出しのノウハウと経験がなく、業務切り出しをどのように行うべきか課題に感じていた
・障害者雇用の経験が少なく、フォロー体制の構築に悩んでいた
INCLU導入後の効果
・障害者の安心できる環境で、長く働いてもらうことが出来ている
・働き方の選択肢を増やすことが出来た
・業務効率化による社内表彰など、プロフェッショナルとして活躍できる障害者雇用が実現

INCLUで働く社員、業務効率化&改善が評価され、社内表彰にて入賞

――――――2014年からINCLUを導入いただいていますが、導入の経緯を教えてください

和田氏

INCLU導入前は、本社オフィス内での雇用を行っていましたが、

・採用のポイント
・業務切り出しの経験
・定着のフォロー体制 

など、障害者雇用の経験が少なく、今後どのように進めていくべきか悩んでいました。

障害のある方のより良い働く環境と、上記の企業課題を解決できる方法を模索しているとき、スタートラインのINCLUと出会いました。

―――INCLUのどのような点をメリットに感じたのでしょうか?

和田氏

INCLUは、障害のある方の採用サポートから、バリアフリーで働きやすい職場環境、INCLUで行う業務切り出し、そして細やかなサポート体制があり、私たちの課題を解決できると感じました。

また、都心への通勤は心身の負担が大きい場合があり、その負担軽減のために、INCLUは郊外拠点もあると聞き、通勤面での働きやすさも大切だと考えました。

―――INCLUを導入するにあたり、不安な点はありましたか?

和田氏

本当に業務切り出しが出来るのだろうか?という不安はありました。

しかし、スタートラインの豊富な経験に基づいたサポートもあり、業務を切り出すことが出来、安心しました。

五木田氏

郊外にあることで通勤面での利点を感じていましたが、一方で、障害のある方の雇用管理面には不安もありました。
しかし、INCLUのスタートラインサポーターから、日々の状況、週次/月次レポートなどがあり、うまく連携が取れているため、物理的な距離は問題なく、当社も雇用管理の責任を果たせています。

―――現在、三鷹と川越のINCLUをご利用いただいています。それぞれどのような業務を担当されているのでしょうか?

五木田氏

三鷹オフィスでは、4名の社員が働いており、社内報制作、衛生点検キット発送業務、名刺発注など、幅広い業務を行っています。

当社は1,800を超える事業所があり、社員数も年々増加しているため、4名がうまく連携しながら業務を分担し、効率的に業務を行っています。

和田氏

川越オフィスでは、5名の社員が働いており、営業関連のマーケット分析、申請書作成業務などを担っています。その成果物を営業戦略や活動に活かしています。

当社では、知恵と工夫で課題解決する「現場力」という社内の表彰制度があるのですが、INCLUスタッフの取り組みが入賞しました。
現場力とは – 累計3万件のレポートで現場を改善する取組み(※ソシオークホールディングス様のHPに遷移します)

業務効率化のための細やかな改善や姿勢が、審査員に評価されたものだと感じています。

障害の有無ではなく、一人ひとりと向き合ったコミュニケーションで信頼関係を

―――普段はどのようにコミュニケーションを取っていますか?

和田氏

毎朝、オンライン朝会を実施し、皆さんの顔を見ながら、業務の進捗を確認しています。

そのほか、月に一度程度はオフィスに行き、一人ひとりと面談を行っています。面談では個別に、業務や体調、これからの希望など、幅広くフランクに話しています。

―――コミュニケーションや面談を行う上で、意識していることはありますか?

和田氏

障害特性上、配慮するべきところには配慮をしますが、障害の有無で特別に意識していることはありません。

私も五木田も、障害者雇用に携わるのははじめてだったのですが、スタートラインにサポートしてもらいながら「その人に伝わるコミュニケーション」を意識しました。

一人ひとり考え方やなりたい姿は違いますので、一人ひとりに向き合って、お互い理解できているか、細かく確認しながら、その人に合わせたコミュニケーションを取るようにしています。

目指す姿や働き方を、社員と共に作っていく

―――キャリアについてはどのように考えていますか?

五木田氏

制度面では、入社時は契約社員で採用していますが、ステップアップとして正社員登用もしています。

和田氏

和田氏:安定就労を重視する方や、どんどん業務や役割を広げたい方など、働き方やなりたい姿、目標は人によってそれぞれ違います。
キャリアは会社が決めるのではなく、本人と話し合いながら共に作っていくものだと考えていますので、面談を通して、なりたい姿や目標に合わせた提案をしています。

―――川越オフィスから本社オフィスに異動された方もいらっしゃるそうですね。

和田氏

本人から本社オフィスで働いてみたいという希望があり、チャレンジすることを全力でサポートしたいと考え、本社オフィスに異動となりました。

異動後は川越オフィスと関わりが多い業務を担当しているため、双方の意見などを汲み取りながら、上手く間を取り持って進めてくれています。その頼もしく生き生きと働いている姿を嬉しく思っています。

五木田氏

私たちはその人のなりたい姿や目標に合わせて、様々な働き方や業務をこれからも提案していきたいと思っています。

取り組みを通じて、社会に必要とされ続ける、無くてはならない企業として成長していきたい

―――今後、働いている社員の皆様に、どのように働いてほしいと考えていますか?

五木田氏

三鷹/川越オフィスの社員は、各担当業務のプロフェッショナルで、私たちが教えてもらうことも多々あります。

また、長く働く中で気づいたこともあると思うので、プロフェッショナルなりに、さらなる意見発信があり、自走する組織になっていくことを期待しています。

―――今後の障害者雇用についてどのようにお考えですか?

和田氏

今後も長く働けるように、私たちは全力でサポートをしていきたいです。また、業務や活躍の幅を広げるために、社内外への発信や活動もしていきたいです。

五木田氏

年々社員も増えており、管理部門の業務も増えています。DXと絡めて、さらなる業務切り出しを行っていきたいと考えています。

和田氏

働きやすい環境や仕事を考えるだけでなく、社員の声を積極的に吸い上げ、発信していき、社会に良い影響を与えられるような企業でありたいと考えています。

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この記事を書いた人

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株式会社スタートライン 吉田

企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで300社、3000名以上の障害者雇用に携わる。