【クレディセゾン導入事例】一人ひとりの能力発揮と自由闊達に意見が言えるチーム構築の実現

「Innovative」「Digital」「Global」を基本コンセプトとして、リアルとデジタルを融合することでカスタマーサクセスの実現を目指す「総合生活サービスグループ」への転換を具現化していく、株式会社クレディセゾン(以下、クレディセゾン)。
ペイメント事業で培ったノウハウを活かし、デジタル事業、ファイナンス事業、グローバル事業と幅広く事業領域を展開しているクレディセゾンが屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKI(以下、IBUKI)をなぜ導入したのか、そしてどのように活用しているのかインタビューを行いました。(取材日:2023年3月)

▼インタビューを受けてくださった方
株式会社クレディセゾン 戦略人事部 組織開発課 芝 春菜氏
株式会社クレディセゾン 戦略人事部 組織開発課 橋本 香菜氏 

従業員数業種
4,084名金融

IBUKI導入前の悩み
・障害者に十分に配慮できる環境の用意が難しく、障害者雇用のさらなる促進が難しかった
・知的障害者や精神障害者の雇用経験が少なく、雇用ノウハウが不足していた
IBUKI導入後の効果
・障害者が安心して働ける環境と自由闊達に意見が言えるチーム構築
・スタートラインの採用から定着までの専門的アドバイスで、障害者雇用のノウハウを習得

安心して働きながら活躍できることを大切にした結果『IBUKI』を選択

―――IBUKI導入前の障害者雇用の取り組みについて教えてください。

芝氏

IBUKI導入前は、主にバックオフィス部門で身体障害のある方が中心に活躍していました。

当社は営業部門も多く、打ち合わせや電話対応など、執務室内でのコミュニケーションが多い会社です。静かな環境で働きたいと考える障害のある方に配慮した、オフィス環境を提供することが難しい状況でした。

また、知的障害や精神障害のある方の雇用経験が少なく、どのように進めていくべきか考えていました。

事業が拡大し従業員も増加していく中、社会的責任も果たしながらDE&Iを促進し、障害者雇用をより積極的に進めたいと考えていた時、スタートラインのIBUKIを知りました。

―――IBUKI以外にどのような雇用方法を検討されましたか?

橋本氏

クレディセゾンとして障害者雇用にどう取り組んでいくべきかという中長期的な人事戦略の視点から、サテライトオフィスや農園型雇用など、幅広く検討しました。

雇用をすることがゴールでなく、当社の社員として活躍してもらうことが大切ですので『障害のある方にとって働きやすい環境であるか』という観点を非常に大切にしていました。

―――様々な雇用方法を検討される中で、なぜIBUKIを選んだのでしょうか?

芝氏

スタートラインのIBUKIを選んだ理由は主に3つあります。

① 屋内のため、気候の影響を受けづらく、安定した環境の中で働くことが出来る
② 時期による成果物の供給差がない
③ サポートスタッフ(以下、サポーター)が常駐しており、安心感がある

IBUKIはファシリティだけでなく、サポーターが常駐していることで、障害のある方が安心して働くことの出来る環境であると感じ、導入を決定しました。

―――IBUKIを導入する際、不安はありませんでしたか?

橋本氏

農園型での障害者雇用ははじめての試みですので、雇用経験の少ない障害種別の方の採用やIBUKIの運営に不安はありました。
しかし、スタートラインの的確なアドバイスがあり、採用、日々の運営ともに、その不安は杞憂となりました。

芝氏

現在は成果物のハーブティーを社員のリフレッシュツールとして活用しています。オフィスの休憩室に設置しているのですが、IBUKIのハーブティーは社員からとても好評です。

>写真:成果物のハーブティー

専門的な支援が素晴らしく、社内向け研修やIBUKI拡張へ

―――IBUKIを利用することで、どのような価値を得られたと感じますか?

芝氏

IBUKI管理者向けのスタートライン研修があるのですが、とてもわかりやすいと満足度の高いものだったので、オフィスでの障害者事務チーム向けの研修もスタートラインに実施を依頼しました。

IBUKIとオフィスの業務は異なるものですが、スタートラインはその違いも考慮しながら、当社や事務チームのことを理解し、寄り添った研修を行ってくれました。

>スタートライン研修資料(一部)
芝氏

IBUKIも安定して運営できていることから、2022年にはIBUKIの拡張も行いました。

―――拡張時の採用はどのように行いましたか?

芝氏

作業体験会を実施し、既存メンバーとの相性などを確認しました。

管理者からも、作業の様子や、既存メンバーとどのようにコミュニケーションを取っているかなどフィードバックをもらい、働くイメージを膨らませて、拡張時の採用を行いました。

スタートラインからも、チーム運営についてのアドバイスや、障害特性上のポイントのアドバイスをもらうことが出来ました。

社会、会社、働く社員にとっての最適な形と選択肢を広げていきたい

―――社内ではIBUKIについてどのように発信していますか?

芝氏

社内報でIBUKIについて発信を行ったり、また、ハーブティーを飲んだ社員にメッセージカードを書いてもらい、ファームに掲載しています。

橋本氏

さらに社員へ周知するため、今後の社内展開方法やメンバーへの還元方法など、新たな取り組みができるよう検討しています。

―――IBUKIで働く社員からはどのような声が上がっていますか?

芝氏

新たなハーブティーブレンドの提案や試飲会の実施希望など、より良いものを作りたいという気持ちを積極的に発信してくれています。

クレディセゾンの一員であることが意識できるよう「IBUKIファームオリジナルID(名札)」を作成しています。
より、自社社員としても意識が高まっていると感じています。

意見が発信されることは積極性があり嬉しいですし、クレディセゾンで働く社員としての意識を感じました。

橋本氏

このような発信は、働く上での心理的安全性が確保されている証拠だと思っています。

管理者の関わりももちろんですが、スタートラインのサポートもあり、そのような雰囲気が作れていると感じており、有難く思います。

―――今後の障害者雇用についてどのようにお考えですか?

橋本氏

障害者雇用だけでなく、高年齢者や女性活躍、LGBTQなど、多様な人々が力を発揮して活躍できるように選択肢を増やすことが大切だと感じています。

DE&Iを掲げる中で、雇用率達成のためだけでなく、社会、会社、働く社員にとって最適な雇用の形や関わり方を、コミュニケーションを取りながら、模索していきたいと考えています。

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企業事例③

屋内農園型雇用支援サービス実績No1~障害者雇用で新たな価値を創造する

屋内農園型障害者雇用支援サービス IBUKI

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担当:インサイドセールス 田代(TEL:050-5527-8581)

この記事を書いた人

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株式会社スタートライン 吉田

企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで300社、3000名以上の障害者雇用に携わる。