屋内農園型障がい者雇用とSDGs~誰一人取り残さない社会のために出来ることとは~

SDGs(持続可能な開発目標)は国連サミットで採択され、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

日本においても、企業は社会の一員として、この目標達成に積極的に取り組まれていることでしょう。

そのアクションの一つとして、障がい者雇用があります。
貴社では障がい者雇用において、どのように取り組んでいますでしょうか?

株式会社スタートライン(以下、スタートライン)では社会課題を解決するための選択肢の一つとして『屋内農園型障がい者雇用支援サービス IBUKI(以下、IBUKI)』を展開しています。

屋内農園型障がい者雇用支援サービスIBUKIとは?

この記事では

  • SDGsアクションを企業が起こすことで、どのような効果をもたらすのか
  • 屋内農園型障がい者雇用支援サービスIBUKIと、社会課題解決の関わり

について、お伝えします。

貴社のSDGsアクションに対しての一つのヒントとなれば幸いです。

目次


そもそも企業にとってSDGsが何故大切なのか?

SDGsでは、 地球上の『誰一人取り残さない(leave no one behind)』ことを誓っており、発展途上国だけではなく先進国自身が取り組む普遍的なものとなっています。

日本では2030年に向けて『行動の10年』を掲げ、政府の具体的な取り組み『SDGsアクションプラン2020』が発表されました。

(詳しくは、外務省HPに記載されています)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/SDGs_Action_Plan_2020.pdf

その中で
・『企業経営へのSDGsの取り込み』及びESG投資を後押し
・働き方改革の着実な実施
・ダイバーシティ・バリアフリーの推進

などが中核となるモデル内に記載されています。

社会を創っていくのは国や個人だけではありません。企業も社会の一員ですので、積極的に取り組むことが求められています。

SDGsアクションを起こすことで、もたらされる3つの効果

経済産業省の発行している『SDGs経営』によると、SDGs達成のためには世界で年間5~7兆ドルの投資が必要と言われています。これは世界のニーズの大きさを物語っており、多様なプレイヤーの参画が不可欠です。

企業はSDGsをステークホルダーとの共通言語として、コミュニケーションを図って行く必要があります。

また、雇用を生み出し、イノベーションを率いる役割を担う存在は企業であり、SDGs実現の為には企業の参加が必要不可欠であるとされています。

SDGsは未来志向のツールです。未来・将来の為、誰も取り組んでこなかった社会課題へどのように取り組むかを問われています。

1:無用なリスクを背負うことの回避

世界全体がSDGsの達成を目指す中、これを無視して事業活動を行うことは、企業の社会的信頼性・持続可能性の低下を招く可能性があります。

今後は、SDGsに取り組まないこと自体がリスクとなるでしょう。

日本でも大手だけではなく、中小でもSDGsに取り組んでいる企業はあります。企業規模に関わらず、SDGsに取り組むことで無用なリスクを背負うことを回避できます。

2:企業の市場評価の向上

企業のSDGsアクションが長期的なビジョンとなり、企業の市場価値の向上につながります。企業の市場評価が向上すると投資家からの評価は高くなります。

SDGsアクションを明確にPRすることは、社会の価値観が刻一刻と変化する中、「投資先の競争力が失われるリスクが存在するのか」もしくは「長期・持続的な成長が期待できるのか」を判断するための手掛かりとなっています 。

3:SDGsネイティブ世代へのアプローチ

総人口が減少していく中で、労働力確保の施策はとても重要です。近年では、社会課題を解決することが若い世代の一つのモチベーションともなっています。

SDGsに取り組まないこと自体がリスクとなり、企業は取り組んでいて当たり前になりつつあります。企業としてSDGsが儲かるというようなエビデンスが揃ってから取り組むのでは手遅れとなるでしょう。

ではSDGsアクションの一つである障がい者雇用を取り巻く社会課題はどのようなものがあるのでしょうか。

屋内農園型障がい者雇用支援サービスIBUKIと、社会課題解決の関わり

障がい者雇用を取り巻く社会課題の一つとして、賃金問題があります。
知的障がい者が企業への一般就労した時と、就労系障がい福祉サービスを利用しているときの賃金の差はご存知でしょうか。

一般就労の場合の平均賃金…117,000円 ※注1
就労系福祉サービス(就労継続支援A型の平均賃金)…76,887円 ※注2
就労系福祉サービス(就労継続支援B型の平均工賃)…16,118円 ※注2
※注1:出展 平成30年度障害者雇用実態調査結果(厚生労働省発行)
※注2:出展 平成30年度工賃(賃金)の実績について(厚生労働省発行)

就労系福祉サービスから一般就労への移行者数は運営の努力もあり毎年増加しています。これらは主に就労移行支援から一般就労への移行が大きく伸びているものであり、就労継続支援A型では微増にとどまっており、就労継続支援B型では横ばいとなっています。

引用:厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000527168.pdf

障がい者の経済的自立はかなり難しく、一般就労への移行も十分とは言い難いものとなっています。

そんな社会課題を解決する一つの選択肢として、スタートラインでは屋内農園型障がい者雇用支援サービスIBUKIを展開しています。

IBUKIでは知的障がい者や精神障がい者が主に就労しています。
今まで一般就労の機会が少なかった方々へ対し、経済的自立の促進や、SDGsでも大きく掲げられているダイバーシティ推進のため、利用いただいている企業様もいらっしゃいます。

安全な就労環境と管理者の苦労を解消!屋内農園型障がい者雇用支援サービスIBUKI【ゴールドウイン導入事例】

IBUKIはSDGsアクションの一つの選択肢

IBUKIはSDGsアクションの一つの選択肢です。企業理念はそれぞれ異なりますし、目指す姿も同様です。

企業にとっても、障がい者とっても、働く選択肢が増えることは、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の第一歩なのではないでしょうか。

SDGsに対して自社はどのような形で目指すのが良いのか、他社はどのように進めているのかなど、お悩みがあれば気軽にご相談ください。

よりよい社会を創るため、スタートラインがお手伝いをさせていただきます。

お問い合わせ先
https://start-line.jp/contact

また、オンラインセミナーを定期開催しています。IBUKIやSDGsに関するセミナーもあります。企業のご担当者様であれば、全て無料で参加できますのでお気軽にお問い合わせください。

【企業向け障がい者雇用支援セミナー/お役立ち資料(無料)】
https://info1.start-line.jp/seminar
https://info1.start-line.jp/wp


この記事を書いた人

アバター画像

Startline編集部

この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障害者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。