開催概要
大阪ガス・カスタマーリレーションズ株式会社は、障害者雇用の更なる雇用促進と基本知識やマネジメントスキル習得を目的に、管理職(役員・顧問・マネジメント職)向けに研修(全4回)を実施しました。
「雇用に前向きになりました!」「こちら側が過剰な意識を持ち、逆に障害を作っていた」など、受講者の約9割が「新たな学び」を実感した研修の概要をお届けします!
担当講師

株式会社スタートライン 障害者雇用エバンジェリスト
吉田 瑛史
“500社/5,000名以上の障害者雇用に携わった経験から、わかりやすく障害者雇用を伝道する「障害者雇用エバンジェリスト(伝道者)」”
障害者雇用理解促進研修 概要
◆研修のゴール

障害者を雇用する必要性、知っておくべき最重要基礎知識、現場で誰でも今日から実践できるマネジメント(接し方)、この3点を理解し実践できる状態になることをゴールに設定しました。
◆第一部:必要性と基礎知識とノウハウのインプット&意見交換
① 必要性:障害者を雇用する目的、必要性

当事者意識の醸成や会社の現状把握のために、受講者の事前アンケートも活用しました。

就職状況や社会の動きなど最新状況も盛り込みながら現状の理解を促進しました。

社会的な必要性と価値的な必要性の両軸で「障害者雇用の必要性」を解説しました。
② 基礎知識:知っておくべき最重要基礎知識

障害者雇用における最も重要で本質的な基礎知識に絞り解説しました。

「障害」とは「何なのか」という最も重要な「考え方/捉え方」の意識を統一しました。
③ ノウハウ:現場で誰でも今日から実践できるマネジメント
インプットした障害者雇用の必要性と最重要基礎知識を踏まえ、「現場でどうすればいいか=どうマネジメントすればいいか」のノウハウをディスカッションセッションしました。



まずは、現場での判断の難しさや意見の多様さを認識するために、受講者による意見交換、障害者雇用の関連法令、5つのケーススタディのセッションを実施しました。

そのセッションを踏まえ「障害者雇用×マネジメント」ノウハウを解説しました。

そしてこのマネジメント3ステップが、なぜ「成果を出すマネジメント」につながるのか、学術的側面や実社会事例なども交え解説しました。
◆第二部:実践に向けての疑問や課題のシェアと解決
第一部を踏まえ、受講者同士で現場での疑問や課題をシェアし、解決に向けてディスカッションする第二部を実施しました。


参加者の声(一部抜粋、要約)
~~研修全般~~
◆非常に意味があり、全般を通して、非常に示唆に富む有意義な研修でした。
◆机上の空論ではなく、経験された事例を具体的にお話いただいたので理解がしやすかったです。
◆要点を纏めた話が多く、講師の話し方、資料の見やすさ、内容の具体性など全てにおいて記憶に残る内容だったと感じました。
◆研修の明確な目的があり、構成として間違いないそこに向かっている点、また、質問への回答も受け取り方のリスクを恐れず、明確な回答(目的に向かった)であった点がわかりやすかったです。
◆ゴールが明確であり、ゴールに向かって必要なことについて共通認識を持つ重要な研修であったと思います。
~~新たな気付き~~
◆障害がある方に対して、こちら側が過剰な意識を持ち、逆に障害を作っていたと気付きました。
◆受け入れなければいけない義務感だけを感じていましたが、組織の発展に繋がるという考え方は新鮮でした。
◆受け止める器を意識して大きくもち、いろいろな考え、感じ方、捉え方があり、信頼関係を築くうえでまずは自分から動こうと思います。
◆学びが深まり、今後受入れ等が発生する場合のイメージをつかむことができ、管理者として障害者に接するハードルが下がったように感じました。
◆不安が解消し、今回の研修を活かせれば雇用側の負担も軽減すると感じ、雇用に前向きになりました。
~~マネジメント~~
◆障がいを持っている方でも健常者と変わりなく能力を発揮し、成果を出すためのマネジメントの必要性を学びました。
◆障害者雇用だけに限った話ではなく、コミュニケーションを取り、心理的安全性を確保する努力を忘れず、みなが気持ちよく働くことが出来る環境作りを、これからも継続していきます。
◆障がい者だからといってバイアスをかけずに何ができて、何ができないかを行動を観察したり、対話して業務差配を考えていこうと感じました。
◆ルールを決める事よりも相手に寄り添いコミュニケーションをとる事が重大である事を再確認出来ました。
◆個性があるメンバーが増加しているので、今回の研修で学んだマネジメント方法は障害者だけではなく、実践できると良い職場環境が構築できると感じました。
◆有りたい姿、あって欲しい姿への障害は何か?という視点は為になりました。
最後に
▼すべては1社1社一人ひとりの意識から
限られた時間の中で、①障害者雇用の必要性、②最重要基礎知識、③マネジメントノウハウをお伝えし、受講者でディスカッション&疑問/課題解決に向かい、障害者雇用の価値が生み出せる組織が実現できるよう研修を実施しました。
すべては1社1社一人ひとりの意識から「より良い障害者雇用」「より良い社会」が生まれると信じています。熱意のあるご感想を多数いただき、この研修が少しでもその一助になれたことを大変嬉しく思います。
大阪ガス・カスタマーリレーションズ様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
・障害者の表記について
当社では、以下の理由より常用漢字表記を使用しておりますが、大阪ガス・カスタマーリレーションズ様のご意向により発言箇所は「障がい者」と表記としております。
≪障害者の表記について≫https://start-line.jp/shougai/
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