目次
はじめに
「定着する精神障害者」の特徴は以下です。
『「できること」「できないこと」が明確で、心身が安定しており、働く姿勢が“素直”な人』
>コラム:「定着する精神障害者の特徴」を“改めて”考えてみました!
では、その特徴を見極めるために、面接では「何を確認」すればいいのか。
本コラムではそのヒントをお伝えしたいと思います。
1.『「できること」「できないこと」が明確』を見極める確認ポイント
『「できること」「できないこと」が明確』を見極める確認ポイントは、<業務面>と<障害面>の2軸から考える必要があります。
<業務面>
・業務内容/量/時間/ペース/納期/使用していたツール/場所/雰囲気など
これらの経験を「今回の配属予定先のポイント」となる項目を中心に確認していく必要があります。
さらに障害者の採用では以下が重要なポイントとなります。
その当時、
・「うまくいっていたのかどうか?」と「その理由」
・うまくいっていなかった場合「どう対処したか」と「その結果」
・「報連相はできたか」と「その結果」
・その時ご本人は「何を感じ」「どうしようと考えていたか」と「その理由」
など、エピソードをしっかりと深堀して確認する必要があります。
<障害面>
障害面に関しては、以下5つの視点を、「障害内容」や「受入態勢」に合わせて強弱をつけながら確認する必要があります。
①経緯:いつ、状況、状態、影響、結果、現状まで
②変化:発症(罹患)前と後の変化(自己認知、自己受容など)
③特性:働く上で影響があること
④対処:特性に対して自分なりにできる対処
⑤配慮:自分なりの対処をした上での配慮
2.「心身の安定」を見極める確認ポイント
「心身の安定」を見極めるには、以下5つの視点を、「障害内容」と「受入態勢」に合わせて強弱をつけながら確認する必要があります。
①現状:安定している期間、状態などは?
②要因:なぜ安定している?
③不安定要素:どうなったら不安定に?
④対処:不安定時の対処は?
⑤配慮:どんな配慮?その結果は?
3.「働く上での“素直”な姿勢」を見極める確認ポイント
「働く上での“素直”な姿勢」は、
「これまでのキャリア(転職/退職)」
「職場や学生時代の人間関係」
「障害の経緯」
など、面接全般の質問を駆使してさまざまな視点から見極める必要があります。
そして最も重要なポイントは、障害者雇用で働こうとしている人は、さまざまなうまくいかなかった経験がある人が多いということ。
そのため「過去がどうだったか」という単純なエピソードではなく、
その過去に対して「“今”どう考え行動しているか」が最も重要なポイントになります。
4.まとめ
『「できること」「できないこと」が明確で、心身が安定しており、働く姿勢が“素直”な人』
「定着する精神障害者」の特徴を見極めるために、面接では「何を確認」すればいいのか、ポイントを絞ってお伝えしました。
ではこれらを面接で確認したうえで、どう判断すればいいのか?
つまり、自社で定着するかどうかをどう見極めればいいのか?
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