「定着する精神障害者の特徴」を“改めて”考えてみました!

目次

はじめに~なぜ「定着する精神障害者の特徴」を知るべきなのか?~

障害者雇用は、新規求職申込者も就職件数も「精神障害者」が最多となっております。
しかし「精神障害者」の1年後定着率は49.3%(※)と、半数以上が1年以内に離職しています。
※出典『障害者の就業状況に関する調査研究』(2017年、JEED)

では「定着する精神障害者」とはどのような特徴があるのでしょうか?

1.そもそもなぜ離職/退職するのか?

「定着する精神障害者の特徴」を紐解くにあたって、そもそもなぜ離職/退職するのか?を確認したいと思います。

障害者の退職理由TOP3
第1位:職場の雰囲気、人間関係
第2位:賃金、労働条件に不満
第3位:仕事内容が合わない
※出典:平成25年度障害者雇用実態調査結果(厚生労働省)

この離職/退職理由を参考に「定着する精神障害者の特徴」を考えていきたいと思います。

2.定着する精神障害者の特徴 ①「できること」「できないこと」が明確

定着する精神障害者の特徴の1つ目が『「できること」「できないこと」が明確』です。

「できること」「できないこと」が不明確なため、職場の雰囲気や人間関係が合わなかったり、
賃金、労働条件に不満が出たり、仕事内容が合わない、ということが起きます。

つまり業務面(スキル/能力/適正など)障害面(特性/必要な対処/配慮など)の2軸で
「できること」「できないこと」が明確であれば、退職理由TOP3を事前防止/対策できるということです。

3.定着する精神障害者の特徴 ②心身の安定

企業側にとって「心身の安定」は、働く上での大前提と考えておりますが、
求職者側は、就職するために必要なスキル/資格取得を優先的に考えたり、多少我慢したり無理してでも就職を目指す人も多いです。

しかし、仕事はあくまで「心身の安定」あってこそ。

その「心身の安定」の重要さを認識していること、それが定着する精神障害者の特徴の2つ目です。

4.定着する精神障害者の特徴 ③働く上での“素直”な姿勢

定着する精神障害者の3つ目の特徴は『働く上での“素直”な姿勢』です。
なぜなら、入社後のさまざまな課題をクリアするために、最も必要な要素だからです。

では『働く上での“素直”な姿勢』とは具体的にどのような姿勢なのか?
それは主に以下2つの姿勢です。

①“素直に協力”する姿勢
精神障害者の特徴として、不安感が強い、人間関係構築/コミュニケーションが苦手などがあります。
そのため、過度な不安感や苦手意識により、消極的になり協力意識が乏しい人もいます。

周囲と協力することの大切さ。

それを認識し“素直に協力”する姿勢があるかどうかが、重要なポイントとなります。

②“言える”姿勢
不安感が強い、人間関係構築/コミュニケーションが苦手という特性から、他者相談することにハードルを感じる人も多いです。
しかし報連相の遅れは、仕事にも心身にも多大な影響を及ぼします。

そのため「わからない」 「できない」「心身が不安定」など、
言いづらいようなことを“言える”姿勢が、定着するために非常に重要な姿勢になります。

5.まとめ~定着する精神障害者の特徴とは?~

以上の内容をまとめると『定着する精神障害者の特徴』は以下となります。

『「できること」「できないこと」が明確で、心身が安定しており、働く姿勢が“素直”な人』

抽象的な表現ですが、この『定着する精神障害者の特徴』をどのように面接で確認するか、見極めるかが、
『定着する精神障害者』の採用/雇用では最も重要になります。

その確認方法や見抜き方、つまり『定着する精神障害者』の面接方法に関しては、以下コラムもご参照ください。
>コラム:【実践型】「定着する精神障害者」の面接での確認ポイントを整理してみました!

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Startline編集部

この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障害者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。