Start NEXT!読者のみなさまこんにちは!株式会社セプティメルスポーツの水上航太郎です。
このところニュースを賑わしている2020東京オリンピック・パラリンピックの会場問題。建設費だけではなく、大会後の維持費も含めると膨大な費用となるため、慎重な議論が進むのは理解できますが、そろそろしっかりとした結論を出してほしいものです。会場問題はロンドンやリオでも同様に挙がっていましたが、常設・仮設をうまく使い分けて解決しているわけですから、その点も参考にしてもらいたいですね。
オリンピック・パラリンピックのような世界的なビッグイベントでは、多くの観客を収容できる立派な会場が必要ですが、競技を行うことだけを考えれば、必ずしもそうではありません。特に屋内競技では、スペースさえ確保できればどこでも実施可能な競技もあります。
その代表が、車いすフェンシング。ピストと呼ばれる車いす固定器具さえあればどこでもできるため、ワールドカップや世界選手権のような大会でも、ホテルのボールルームやロビーで開催されることがあります。ピストや機器が設置され選手が剣を交える音が響き渡ると、普段とは全く異なる雰囲気の空間へ早変わり。個人的にはそのギャップの中でフェンシングを見るのが楽しみにもなっています。
ホテルで大会を開催することによる利点もあります。最も大きいのは選手の移動負担の軽減。宿泊場所と会場が一緒なわけですから、時間も手間もかかりません。主催者側としても、宿泊場所から会場への車いす選手移動のためのバス手配が不要となるメリットが出てきます。
日本でもホテルが会場となる車いすフェンシング大会がありますので、機会があれば是非足を運んでみて下さい。きっと、一般的なスポーツ大会とは異なる雰囲気を楽しめるはずです。
株式会社セプティメルスポーツ 水上 航太郎 1981年札幌市生まれ。 1993年のJリーグ発足をきっかけに、スポーツ観戦がライフワークの1つとなる。サッカー好きが高じて大学卒業後にバルセロナに渡り、現地で日本向けのライター職などをしながら3年スペインに滞在。帰国後はIT関係職に就きスポーツを趣味として楽しんでいたが、2013年に株式会社セプティメルスポーツを設立し現在に至る。 趣味は旅行とスポーツ観戦。最近特に好きなスポーツはアメフト、クリケット、ボッチャ。 株式会社セプティメルスポーツ パラタイムズ |
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StartNEXT!編集部
この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。