横浜国立大学 全学教育科目の「障害者とともに考えるSDGsと共生社会」という講義で、当社CBSヒューマンサポート研究所 所長の小倉玄がゲストスピーカーを務めました。
概要
横浜国立大学では、障害者等が積極的に参加・貢献できる共生社会の実現に向けて、貧困、医療、教育、ジェンダー、雇用、まちづくり等の多様な視点からSDGsの目標達成に向けた事例に触れながら考える講義を実施しています。今回のその講義の講師を務める高野陽介先生から、当社の事業に興味を持っていただき、ゲストスピーカーのお話を頂戴しました。
■大学名
横浜国立大学(https://www.ynu.ac.jp/)
■講義名
障害者とともに考えるSDGsと共生社会
■講義の目的
共生社会の実現に向けて、障害と関連のある貧困、医療、教育、ジェンダー、雇用などについての課題に取り組んでいるゲストスピーカーが、学生の理解を深め、自分にできることを考えられる講義を行う
■スピーカー
CBSヒューマンサポート研究所 所長 小倉玄
■講義内容
日本の障害者雇用の実態から、障害者雇用における社会課題に対して当社がどのようなアプローチで課題解決を進めているのか、具体的な事例を用いながら説明し、コロナ禍における今後の障害者雇用の展望や、持続可能な取り組みについて講義しました。
※60分程度のオンデマンド形式
感想カード(一部抜粋)
講義はたくさんの学生にご覧いただき、190件もの感想カードが寄せられました。その一部をご紹介させていただきます。
・私は障がい者雇用の問題点として雇用先の有無よりも雇用後の定着率の問題が大きいと考えている、そのため職場に適宜サポートを行うスタッフの配置に関して非常に共感した。
・仕事を回しすぎずに負担をなるべきかけないことが障がい者への優しさだと思っていましたが、健常者同様頼りたい時には頼ることも障がい者への優しさであることに気がつくことができたため、障がい者に対して障がいを持っているからと勝手に障がい者の可能性やできることを決めつけずに接したいと思いました。
・自分も一昨年、不安障害と診断され、約半年間引きこもった生活をしていました。明確な一要因からなったわけではなく、積み重ねによるものなので、解決するのにも長い時間がかかりました。寝られず、食べられず、動けずの悪循環から抜け出すことは容易ではなかったです。そんな辛い日々のことを思い出しました。「弱い」からではなく、誰にでもなる可能性があるということをしっかり認知して、人を引っ張りあげられるような人になりたいと考えました。
・働けている障害者の方がいる一方、働きたいという意欲はあっても、なかなか環境整備ができていないから働けない、働き口がない、と思っている人も多いだろう。また、働けると言っても、清掃仕事や簡単な事務仕事がどうしても多くなってしまう現状があるように思う。しかし、IBUKIFARMのように、個性が生かせるような仕事場があることを知り、それが、もっと全国的に広まっていくことが望ましいと感じた。
・応用行動分析が障害者雇用につながっているというお話が印象に残った。アルバイト先に書類の整理が苦手な方がいるが、手伝ったりしているが、なぜ整理が苦手なのかを分析して手立てを構じることでその方も周りの方も働きやすくなるのではないかと思った。もちろんゲストスピーカーのような専門家の方の介入が理想的ではあると思うが、わたしたちも分析したり調べることを通じてどんな方でも働きやすい職場は実現できるのではないかと思い、応用行動分析についてもっと知りたいと思ったし、障害者雇用につながった事例についても調べてみようと思った。これまで、障害者雇用について制度などもっと大きいものだと思っていたが、相手の見えない部分について知ったり、私たちにもできることがたくさんあると学んだ。
当社は、 2013 年から CBS ヒューマンサポート研究所という専門機関を設け、ABA(応用行動分析)と第三世代の認知行動療法に基づいた心や認知の問題に対する効果的で専門的な支援技法を研究・開発しています。今回のようなゲストスピーカーや講演のご依頼も随時受け付けています。お気軽にご相談ください。
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