【学会発表】ACBSのワールドカンファレンスにて障がい者支援に関する取り組みを発表

障がい者雇用支援コンサルティングを行う株式会社スタートライン(本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、2021年6月24日~27日に、ACBSのワールドカンファレンスにて障がい者支援に関する取り組みを発表したことをご報告します。

発表内容

タイトル:Development and Trial of the Japanese Version of the Relational Frame Skills Assessment for Adults and Verification of Correlation with PCA Scores
(成人のための日本語版関係フレームスキルアセスメントの開発と試行、及びPCA得点との相関の検証)
発表者:伊部臣一朗、岩村賢

タイトル:Evaluation and training of RFS for atypical developing children using PCA Japanese version and MMSTs based on PEAK
(PEAKをもとにしたMMSTとPCA日本語版を用いた非定型発達児におけるRFSのトレーニングと評価)
発表者:香川紘子、下山佳奈

タイトル:Development of the Japanese version of AIM and practice of AIM for pre-employed adults
(AIM日本語版の作成と職業訓練中の成人に対するAIMの実践)
発表者:菊池ゆう子、小倉玄、刎田文記

タイトル:The “PROSOCIAL” Approach – A Practical Development for Organizational Activities in Japan
(PROSOCIAL によるアプローチ – 日本における組織活動のための実践的開発)
発表者:刎田史記

ACBSとは

ACBS(Association for Contextual Behavioral Science)はACTとACTに関連する研究の国際学会です。2005年に設立され、毎年ワールドカンファレンスを開催し、多くのワークショップ、シンポジウムを通して実践家の教育に貢献している学会です。ACBSの日本支部としてACT Japanが2010年に設置されACTに関する研究と実践に関わる情報と教育を提供しています。
詳細は公式サイトをご覧ください。

ACTとは

ACT(Acceptance and Commitment Therapy)とは、認知行動療法の「第三の波」のひとつとされる最新の科学的な心理療法です。人の心の動きに関する基礎的な研究成果に基づいており、主にうつ病などの精神医療の治療・援助に用いられています。ACTは2000年頃から心理療法として欧米に広まり、現在では日本も含め急速に世界中に広がっています。

当社におけるACT

当社は2013年より障がい者の安定就労のためにACT(Acceptance and Commitment Therapy)をベースとした心理教育プログラムを取り入れています。当社の提供する障がい者雇用支援サービスでは、定着率80%(1年)を超え、安定就労への効果を発揮しています。障がい者雇用支援領域の企業では、当社が初めてACTを取り入れた支援を行っております。クライアント企業の安定的な障がい者雇用の実現と、障がい者の「働く喜び」を見出し、長く働ける状態を作り出すことに貢献しています。