【学会発表】ACBSのワールドカンファレンスにて当社のACTの取り組みを発表

障がい者雇用支援コンサルティングを行う株式会社スタートライン(本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、2020年7月16日~19 日に、ACBSのワールドカンファレンスにて当社のACTの取り組みを発表したことをご報告します。

発表内容
「ACT Matrix Card日本語版及びHDMLフレームワークによるケースフォーミュレーションのワークショップの実施とそれらの実践による効果について」
(Workshop on ACT Matrix Card Japanese version and Case Formulation using HDML framework, and the Effect of Practice based on them)

「他者から注目された状況での課題のパフォーマンスにAttention Training Techniqueが与える影響の検証」
(Examining the effect of Attention Training Technique on task performance in situations where others have noticed)

ACBSとは
ACBS(Association for Contextual Behavioral Science)はACTとACTに関連する研究の国際学会です。2005年に設立され、毎年ワールドカンファレンスを開催し、多くのワークショップ、シンポジウムを通して実践家の教育に貢献している学会です。ACBSの日本支部としてACT Japanが2010年に設置されACTに関する研究と実践に関わる情報と教育を提供しています。詳細は公式サイトをご覧ください。

ACTとは
ACT(Acceptance and Commitment Therapy)とは、認知行動療法の「第三の波」のひとつとされる最新の科学的な心理療法です。人の心の動きに関する基礎的な研究成果に基づいており、主にうつ病などの精神医療の治療・援助に用いられています。ACTは2000年頃から心理療法として欧米に広まり、現在では日本も含め急速に世界中に広がっています。

当社におけるACT
当社は2013年より障がい者の方の安定就労のためにACT(Acceptance and Commitment Therapy)と呼ばれる心理療法を取り入れています。当社の提供する障がい者雇用支援サービスでは、定着率80%(1年)を超え、安定就労への効果を発揮しています。障がい者雇用支援領域の企業では、当社が初めてACTを取り入れた支援を行っております。クライアント企業の安定的な障がい者雇用の実現と、障がい者の「働く喜び」を見出し、長く働ける状態を作り出すことに貢献しています。