株式会社スタートライン (本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治、「以下、スタートライン」)と埼玉県戸田市(市長:菅原 文仁)は、双方の資源を活用し、市民サービスの向上と地域の活性化を目的として、2023年1月25日に包括連携協定を締結しました。
協定締結の背景
戸田市は、2021年4月1日から戸田市の新しい総合振興計画、「戸田市第5次総合振興計画」がスタートしました。7つのある基本目標の中に、「共に生き、支え合い、安心して暮らせるまち」「活力にあふれ人が集い心ふれあうまち」を掲げ、それぞれに「障害者福祉環境の整備・充実」や、「多様な働き方への支援・充実」という施策を定めています。
当社は、2018年に屋内農園型障害者雇用支援サービス IBUKIを戸田市に開設しました。翌2019年には2拠点目を開設し、合わせて33社の企業を誘致したことで、約140名の障害者雇用を創出しました。今後は、戸田市と包括連携協定を締結することで、戸田市の市民サービスの向上や施策効果の拡大に貢献できるよう取り組んで参ります。
協定の内容
包括連携協定の内容は、障害者支援、高齢者支援、子育て支援、地域活性化など多岐にわたります。まず取り組みとして決定していることは、IBUKIを活用した社会体験活動の実施です。具体的には、市内の学校に通う生徒が、弊社のIBUKIに訪れ、私たちの指導の下、栽培、加工、出荷業務を行います。普段、授業で習っていることを、企業の職場で実践する体験を通じて、学生の社会参加の意識を醸成したいと考えています。その他に、障害に関する理解促進セミナーを個人、企業向けに開催、IBUKIで製作されたハーブティー等を活用して障害者の多様な働き方やSDGsに関する普及啓発活動の実施を検討しています。
包括連携協定の締結にあたり、戸田市 菅原文仁市長、スタートライン 代表取締役 西村賢治は以下のように述べられました。
戸田市 菅原文仁市長
「戸田市は、将来都市像として“『このまちで良かった』みんな輝く未来共創のまち とだ”を掲げています。スタートライン社が掲げる“誰もが自分らしく生きる社会を創造する”という想いに共感し、すでに戸田市で障害のある方の雇用創出に取り組んでおられる実績もあり、今回の包括連携協定締結に至りました。特に障害を持つ子供たちにとって、スタートライン社に提供いただく社会体験活動の機会は大変貴重なものだと考えます。市民みんなが輝く未来を創っていくため、雇用という分野だけではなく、これまでの知見を幅広く共有いただくことで、誰一人取り残されない共生社会の実現を目指していきたいと考えております。」
スタートライン 代表取締役 西村賢治
「この度、戸田市と包括連携協定を結ぶ運びとなり、とても光栄に思います。私たちは、多様な働き方の選択肢があることで、障害のある方が自分らしく生きることに繋がると考え、戸田市にIBUKIを開設以来、障害のある方の雇用創出に取り組んで参りました。菅原市長からの直接のお言葉である、当社がこれまで障害者雇用支援事業で培った知見や雇用ノウハウを戸田市の多くの人に提供して欲しいという要望に応えられるよう、今後は多方面にわたり連携をより一層強化していきたいと考えています。戸田市の掲げるSDGs未来都市として持続可能な「みんな輝く未来共創のまち」の実現のため、これから一緒に取り組んでいきたいと存じます。」
■屋内農園型障害者雇用支援サービス IBUKIとは
IBUKIは、天候の影響を受けにくい屋内型農園を活用した、障害者雇用の仕組みをワンストップで提供するサービスです。IBUKIを利用する企業に雇用された障害者は、植物装置が設置された執務スペースで、ハーブや葉物野菜、エディブルフラワー等の栽培品種の選定や育成に従事します。栽培した作物は、利用企業ごとの用途に合わせてハーブティーなどに二次加工が行われ、営業活動や採用面接のノベルティや、社員の福利厚生として活用されます。また、IBUKIの施設には、障害者雇用支援の専門的な知識を有した当社社員が常駐しており、障害者が安心して働ける環境が整っています。企業にとって、IBUKIという雇用手段は選択肢の一つであり、多様な働き方がある会社にしていきたいという想いで、サービスをご利用いただいています。
【お問い合わせ】
株式会社スタートライン クリエイティブ・ブランディング広報 藤野祐輝
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