ベトナム枯葉剤被害の障害者支援を目的とした、現地職員の研修を実施

ベトナム枯葉剤被害者協会(以下、VAVA)ホーチミン支部に所属する職業訓練を担う職員に向けて、当社の運営する屋内農園型障害者雇用支援サービス IBUKIを見学いただき、現場では実際にどのような支援を行っているのか、11/18(金)、11/28(月)の計2回にわたり研修を実施しました。

11/18(金)の見学参加者(農業技術者)
11/28(月)の見学参加者(現地で職業訓練を行うジョブトレーナー)

ベトナムには現在も枯葉剤被害者が300万人以上いると言われています。現地には、障害者職業訓練・教育を行う専門家や職業訓練・教育のモデルは少なく、多くは経験に頼って支援されている現状があります。特に知的・精神障害の分野における職業訓練モデルが整っていません。ベトナム政府は事態を重視し、VAVAと連携し、枯葉剤被害障害者のための治療・リハビリテーション・職業訓練・療育を行う総合施設(通称:オレンジ村)を建設する計画を立てて取り組んでいます。

今後、障害者の自立のため、野菜の水耕栽培などで収入を得て、生活できる仕組みを検討されており、当社は、水耕栽培の仕組みはもちろんのこと、実際に現地で障害者支援を行うために、どのような支援が必要なのかをお伝えしました。

VAVAの活動を支援しているのは、「国際環境整備機構」の鈴木元理事長らが2017年に組織した「オレンジ村支援日本委員会」です。同委員会は、「国際協力機構(JICA)」の草の根技術協力事業に採択されています。
当社のCBSヒューマンサポート研究所が主体となり、日本国内だけではなく海外からも支援技術に関する最新の情報を集め、障害者支援に役立つ新たな支援技術の開発に取り組むなか、今回は、国際環境整備機構の方々が、IBUKIの支援内容に興味をお持ちいただいたことで研修実施に至りました。
今後も、障害者支援を通じて得られた知見を、当社内だけで活用するのではなく、必要とされる人や組織に対して積極的に提供していき、誰もが自分らしく生きる社会の実現を目指し、活動を行って参ります。

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