【近鉄ゴルフアンドリゾート研修事例】合理的配慮の理解から実践へ!安心して対応できる体制を目指す

はじめに

1963年4月の設立以来、奈良県・三重県を中心にゴルフ場およびリゾート施設の運営を手がける、近鉄グループのレジャー事業運営会社の株式会社近鉄ゴルフアンドリゾート(以下、近鉄ゴルフアンドリゾート)。

ゴルフ運営事業においては、「一度行ってみたいゴルフ場、もう一度行きたいゴルフ場」を、リゾート運営事業においては、「自然の中で各々が自由に体を動かし過ごす、豊かな“アクティビティ”で豊かな“時”と“心”を育むアウトドア・パーク」をサービスコンセプトに、近鉄不動産株式会社の100%子会社として、豊かな時間と心を育むレジャー施設づくりに取り組んでいます。

障害者雇用にも積極的で、2023年にはスタートラインによる「運営管理部および新任管理者向け障害者雇用に関する基礎研修」を受講し、身体および精神障害者に対する社内理解向上を図るなど、力を入れています。

研修受講の背景と目的

2024年4月の障害者差別解消法改正(※注1)により、事業者による合理的配慮の提供が義務化されました。

これを受けて、近鉄ゴルフアンドリゾートでは、2023年「運営管理部および新任管理者向け障害者雇用に関する基礎研修」受講に加えて、現場スタッフが合理的配慮の考え方と対応方法を理解し、安心して障害をお持ちのお客様に接することができる体制づくりを目的として、スタートラインが提供する「合理的配慮に関する研修」を2回受講しました。

注1 出典:内閣府「令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されました」

開催概要

第1回研修について

合理的配慮の基本的な考え方を学ぶことを目的に実施されました。

障害者差別解消法の改正を背景に、基本的な考え方と現場スタッフの対応力を高めるために具体的イメージが想起できる内容が盛り込まれ、多くの参加者から「わかりやすかった」「実務に活かせそう」と好評でした。

  • テーマ:現場が知っておくべき​「合理的配慮」の提供に関する基礎研修​
  • 実施日:2024年5月27日(※e-learning実施期間 2024年5月27日~6月30日)
  • 形式:オンライン・e-learning
  • 研修対象者:全社スタッフ(主に既存社員)
    花吉野カンツリー倶楽部、近鉄賢島カンツリークラブ、伊賀ゴルフコース、桔梗が丘ゴルフコース、志摩グリーンアドベンチャー、運営管理部など
  • 参加者数:160名以上
  • 担当講師:金 貴珍(きむ きじん)
  • アジェンダ
  • 第1部 合理的配慮が義務化となった社会背景

主に、合理的配慮の義務化における​社会背景や目的、対象の定義について説明しました。​

  • 第2部 合理的配慮の提供とは

主に、合理的配慮を提供する上で必要な​ポイントや判断基準など、事例を交えて説明しました。

  • 第3部 合理的配慮の提供にあたり、もっとも大事なこと

主に、合理的配慮の提供にあたり、もっとも大事な基本的な考え方について、事例を交えて説明しました。

▼第1回研修後のアンケート・理解度テスト結果

1.アンケート概要

  • 受講者の声:(一部抜粋)
    • 「前例がないことは断る理由にならないと知った」
    • 「合理的配慮は特別扱いではなく、平等な機会の提供だと理解できた」
    • 「全体的に丁寧でわかりやすかった」
    • 「合理的配慮は一方的な考えで実行するのではなく、建設的な対話をすることが大切ということを学んだ」

2.理解度テスト結果

第2回研修について

新入社員や第1回未受講者を対象に、前回の内容を踏まえた再研修として実施しました。事例を交えた説明が好評で、合理的配慮の理解だけでなく「現場でどう対応すべきか」に焦点を当てた内容となりました。

  • テーマ:現場が知っておくべき​「合理的配慮」の提供に関する基礎研修​
  • 実施日:2025年4月7日(※e-learning実施期間 2025年4月7日~5月15日)
  • 形式:オンライン・e-learning
  • 研修対象者:前回未受講者
    花吉野カンツリー倶楽部、近鉄賢島カンツリークラブ、桔梗が丘ゴルフコース、伊賀ゴルフコース、志摩グリーンアドベンチャー、運営管理部など
  • 参加者数:27名以上
  • 担当講師:金 貴珍(きむ きじん)​
  • アジェンダ:第1回研修をベースに説明

▼第2回研修後のアンケート・理解度テスト結果

1.アンケート概要

  • 受講者の声:(一部抜粋)
    • 「自分の配慮が足りていなかったことに気づいた」
    • 「建設的対話の具体的なイメージがまだ難しい」
    • 「お客様への接し方を考え直す機会になった」
    • 「障害者と事業者の間での意思疎通による相互理解が重要だと理解できた」
    • 「理念を実務に活かせそうである」

2.理解度テスト結果

まとめ(最後に)

現場スタッフだけではなく、近鉄ゴルフアンドリゾート様で働く一人ひとりが、お客様に対して、安心して、合理的配慮が提供できるようにポイントを整理して研修を実施しました。

すべては一人ひとりの理解と意識から「より良い障害者雇用」「より良い社会」が生まれると信じています。

研修は、1回受講したら終了ではなく、近鉄ゴルフアンドリゾート様のように合理的配慮の義務化の社会的背景など、変化の激しい時代だからこそ、定期的かつ継続的に、受講することを推奨いたします。

研修では、熱意あるご感想を多数いただき、この研修が少しでもその一助になれたことを大変嬉しく思います。

近鉄ゴルフアンドリゾート様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました! 

お問い合わせ先

▼管理者向け・障害者向け研修について
詳細:管理者向け・障害者向け研修 | 障害者雇用支援のスタートライン
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この記事を書いた人

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株式会社スタートライン 吉田

企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで500社、5000名以上の障害者雇用に携わる。