【1週間の業務とは?】週30時間勤務、IBUKIで働く障害者の1日

目次


1.屋内農園型障害者雇用支援サービス IBUKIの概要

企業は障害者雇用を行う義務が法律により定められています。
しかし半数以上の企業が法定雇用率は未達成です。

・情報技術の発展や、働き方改革の推進により、障害者雇用を進めたくとも業務創出が困難である
・障害者が安心して働くことの出来る環境の用意が出来ない
・メンタル面を含めた障害者のサポートを行える担当者がいない

『障害者雇用を促進したくとも上記のような悩みを抱え、出来ない企業もあるのではないか』とスタートラインは考え、2017年より屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKI(以下IBUKI)の運営を開始しました。

・障害者が週30時間働くことのできる安定した業務
・都心から60~90分圏内にある、完全屋内環境での就労
・スタートラインスタッフによる障害者のサポート支援

IBUKIの各拠点をファームと呼んでいますが、そのファーム内は倉庫を活用したものです。
倉庫内に約15㎡の栽培スペースを10~30区画設置し、その区画内で勤務をしてもらいます。
ファームは、1年を通して25度前後の気温、60~70%の湿度が常に保たれており、働きやすい環境が整えられています。

区画は企業ごとに分かれており、その区画内では

・障害者…3名
・障害者の栽培業務&就労サポートを行う管理者(以下、管理者)…1名

計4名が勤務いただけます。

企業の区画内での勤務ですので、雇用契約は『各企業との直接雇用』です。
これは栽培業務&就労サポートを行う管理者も同様です。

企業の悩みを解決する解決策の一つとして、障害者雇用におけるIBUKIを提案、そして運営しています。
具体的な業務内容も併せて、ご紹介します。

このコラムでは

屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKIで働く障害者の1日のスケジュール

上記がわかります。

>屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKIの詳細はこちら
【前編-サービス概要】135社の企業から選ばれている屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKI
【後編-利用のメリット】135社の企業から選ばれている屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKI


2.週30時間勤務、IBUKIで働く障害者の1日

2-1.障害者の勤務時間

IBUKIで働く障害者は1日6時間×週5日=週30時間の勤務をしています。

一般的に農業というと閑散期と繁忙期があり、業務量の調整が難しいとされています。
しかし、IBUKIでは屋内で1年中安定した環境のため、週30時間の安定した業務を行うことが出来ます。
区画内ではLEDの水耕栽培にて、主にハーブを栽培物として育てています。またその栽培物を育てるだけでなく、乾燥させ、加工してハーブティーを作るなどの業務もあります。

2-2.障害者の1日&1週間の業務スケジュール


>図:障害者の業務スケジュール参考例

それぞれの栽培物の育成に合わせ、これらのスケジュールを週5日組み合わせることにより、業務を安定して創出することが可能となっています。


>図:管理者の業務スケジュール

障害者と接することがはじめての管理者にも安心して業務いただけるように、スタートラインのサポートスタッフが障害特性、障害者雇用における法律や合理的配慮についてなど、管理者への研修を行います。

また、業務を創出するだけではなく、障害者と管理者が安心してIBUKIで働くことが出来るよう、ファームにはスタートラインのサポートスタッフが常駐しています。
日々の相談業務や定期面談だけでなく、応用行動分析学の学術に基づいたサポートや、そのサポート事例共有会なども実施しながら、各企業の障害者および管理者が安定した長期就労を実現出来るようサポートしています。

3.まとめ

・IBUKIで働く障害者と管理者は、各企業での直接雇用
・障害者は、週30時間(1日6時間×週5日)の勤務を行っている
・安定した屋内環境での勤務
・各ファームにはスタートラインのサポートスタッフが常駐し、障害者のサポートを行っている

上記により、安全・安心・安定した1日、そして1週間の就労が出来るファームとなっています。

屋内農園型障害者雇用支援サービスIBUKIの見学ももちろん承っております。
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障害者雇用支援に特化して行ってきたスタートラインでは、他社事例のご紹介から、社内理解促進のために必要な資料のご案内、パッケージサービスだけではない『企業と障害者、双方にとってより良い障害者雇用の方法』をご提案しております。
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Startline編集部

この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障害者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。