第3回公認心理師試験において弊社社員2名合格のお知らせ

障がい者雇用支援コンサルティングを行う株式会社スタートライン(本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、一般財団法人日本心理研修センター主催の第3回公認心理師試験(受験日:2020年12月20日)において、弊社社員が2名合格しましたので、お知らせいたします。

■公認心理師とは

公認心理師とは、2015年9月9日に公認心理師法が成立し、2017年9月15日に施行された、わが国初の心理職の国家資格です。当資格を取得した者は、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保険医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。

  1. 心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
  2. 心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
  3. 心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
  4. 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

■支援技術について

当社は「関わるすべての人に働く喜びを」の理念のもと、障がい者の働き方の選択肢を増やすべく、サテライトオフィスサービスや屋内農園型障がい者雇用支援サービス IBUKIを提供しており、現在では約175社の企業と約1,000名の障がい者にサービスをご利用いただいています。障がい者の定着サポートには、応用行動分析学をベースとした「テクニカルなサポート」、独自開発の「オンラインサポートシステム」を用いることで高い定着率を誇っています(1年後定着率80%超)。応用行動分析学とは、人の気持ちや行動の原因を、周囲の環境との関係に見出す学問で、教育やスポーツ、企業コンサルティング、リハビリ等に幅広く活用され、中でも自閉症児や発達障がい患者の問題行動の改善に効果を発揮すると言われています。

応用行動分析学を用いることでその人の「行動」に対して的確にアプローチします。「障がい」を主観では捉えず客観的に分析し適切な支援を行うことで、あらゆる障がい者が活躍できるようサポートしています。また「心」のサポートにおいては、第3世代の認知行動療法と呼ばれるACT(Acceptance&Comittment Therapy)を実施するなど、職業生活における大切な指針(価値)と、価値に向かう行動(ゴール)を設定し、それぞれの価値に基づいた行動を促進することで、障がい者の安定就業と成長をサポートしてきました。

■資格取得制度利用による受験

今回は、弊社の福利厚生制度である資格取得制度を利用し、第3回公認心理師試験の受験を希望した社員2名が合格しました。当資格取得制度を通じて、更なる障がい者雇用支援技術のブラッシュアップを図り、障がい者が安心して長く活躍できる支援をこれからも実施します。