はじめまして。電動車椅子サッカーチームのレインボー・ソルジャーに所属している内橋です。
この度StartNEXT!の執筆をすることになりました。
記事を通して普段自分の足として使用している電動車椅子目線で感じている部分や障がい者スポーツ等に関して知っていただけたらと思います。
執筆というものは初めてなので未熟ではありますが皆様に分かりやすくお伝え出来ますよう努力していきますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
簡単にですが自己紹介をさせていただきます。
内橋 翠 (うちはし みどり)選手プロフィール
1991/01/14生まれ
脊髄性筋萎縮症(SMA)
身体の筋力が徐々に落ちていく病気と言われています。
細かい作業が好きなため最近では趣味で手芸のハンドメイド作品を作成しています。
他には、テーマパークなどに出掛けることが好きな為色々な場所へ行きどのようなバリアフリーになっているのか、利便性を見ながら外出しています。
昔から身体を動かす事が好きで小学生の頃には介助者にわがままを言って友達と一緒にドッジボールや鬼ごっこ、野球、サッカーをしていました。
高校からは特別支援学校に通うことになり初めて障がい者スポーツを体験することになりました。
ハンドサッカーやボッチャをしてきて、陸上競技のスラロームは今でも続けており東京都障がい者スポーツ大会に出場し、その後東京都選手団として大分、岐阜、東京、福井国体にも参加させていただいています。
今現在は、電動車椅子サッカーを中心に活動しており【レインボー・ソルジャー】に所属しています。
電動車椅子サッカーとは?
電動車椅子サッカーとは、障がい者サッカーの中で唯一「足で蹴らないサッカー」
電動車椅子にフットガードを取り付けコントローラーを操作しプレーします。
スピードは時速10km以下(国内は最高時速6km以下)
直径32.5cmのボール使用しパスやドリブル、回転シュートなど迫力あるスポーツです。
競技人口は男女合わせて約500名
毎年定期的に大会が行われています。
私は高校生の頃担任の紹介がきっかけでこの競技に出会いました。
重度障がい者でも出来るスポーツがあると知りとても感激したことを覚えています。
電動車椅子、速度というみんなが同じ条件でプレーすることや電動車椅子の操作ができれば誰でもできることに面白さを感じました。
最初のうちはなかなか自分の思うようにいかず挫折した時もあり、練習が嫌でさぼっていたり注意されて帰りたいこともありました…。
が、初めて名古屋での全国大会に出場させてもらった時に2分程しか試合に出れず初戦敗退してしまったのですが「もっとうまくなって試合に出たい!」と思い練習を頑張り始めました。
それから電動車椅子サッカーを始めて約6年後の2014年に初めて日本代表候補合宿に招集させていただき、その3年後の2017年にアメリカ フロリダ州で開催されたワールドカップに日本代表初の女性選手として出場しました。
ワールドカップが終わってからはいろいろな想いもあり今まで以上にのめり込む様になりました。
ワールドカップについてはまた後日お話しできたらと思います。
レインボー・ソルジャーは2015年の全国大会を最後に優勝できずにいます。
今は、もう一度日本一を取ることを目標に練習に力を入れて頑張っています!
第二回日本パワーチェアーフットボール選手権大会に出場いたします
12月1日(土)、2日(日)
静岡県小笠山総合運動公園エコパアリーナ(静岡県袋井市)
レインボー・ソルジャーは11:00キックオフ
髪を染めることによってやる気が湧いて力が出る為、大切な大会前などにはなるべく時間をとっているので派手髪していたら自分です(笑)
お時間がありましたら是非会場へ応援しに来てください!
試合結果
最後まで読んでいただきありがとうございました。
現在私は生活介護で作業をしていたり趣味のハンドメイドを作ったりしています。
土日になるとサッカーの練習や競技をする際に使える道具を探しに出歩いたりしています。
その中でも時間を見つけて髪を染めたり、テーマパークへ行ったりライブに行ったりと楽しんでいます♪
障がい者スポーツ以外のことでも違った目線から見えてくるものをどんどん発信していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします!
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StartNEXT!編集部
この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。