障害者が“靴磨き職人”として輝く新サービス「TASKI SHOESHINE」始動~多様な人が同じ空間で働くことを目的としたTASKIに新たなラインナップ登場~

障害者就業支援を通じて“誰もが自分らしく生きる社会”を目指す株式会社スタートライン(本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、多様な人が同じ空間で働くことを目的としたサービス「TASKI(タスキ)」より、新たなラインナップ「TASKI SHOESHINE (タスキシューシャイン)」をスタートしたことをお知らせします。

TASKIとは

“TASKI”のサービス名は駅伝競走で使用される「襷掛け」からインスピレーションを受け、人から人へ関わりや想いを繋いでいくことの意味を込めています。 「私からあなたへ、あなたから私に、“TASKI”が人や想いを社会とつなぎ、関わるすべての人の自立を創造する」 をコンセプトに、様々な”プロフェッショナル”が所有する突出したノウハウと、当社が培ってきた障害者雇用支援、就労支援のノウハウを掛け合わせることで、障害のある社員が、その他の社員と同じ空間(例えば企業のオフィス内)で行う業務を創出し、活躍の場を広げるサービスです。

2024年6月に『TASKI COFFEE』、2025年9月に『TASKI BREAD』をリリースし、現在では15社以上に導入いただき、TASKIが繋がり始めています。

TASKI SHOESHINE について

新たにラインナップしたTASKI SHOESHINEは、企業内で障害者が従業員の革靴やスニーカーなどの汚れを落とし、磨くなどの業務を担うサービスです。

TASKI SHOESHINEで担う業務は手順が明確かつ、ビフォーアフターが視覚で確認しやすいため、様々な障害特性にマッチし、新たな雇用の選択肢となります。

日々の業務などに追われ、靴のケアまで気を配ることは後回しになりがちです。しかし、細部にこだわることで営業先や顧客の信頼を得ることが出来るのではないでしょうか。

「やるべきだけど、手が回らない」靴磨き業務を障害者雇用で担うことは、従業員の誇りと自信を増幅させ、より良いパフォーマンスの発揮につながります。

髪の毛や洋服と同様に、清潔感のある靴を履くことは、身だしなみを整えること、そしてセルフケア=自分自身を大切にすることに結びつきます。

TASKI SHOESHINEは、靴磨きを通じて自社の営業活動をバックアップするだけでなく、従業員満足度(ES)の向上、そして、企業理念の体現やブランディングに寄与します。

具体的な仕事内容

・靴の汚れ落とし、保湿、鏡面仕上げ(ミラーシャイン)などの靴磨き業務
・靴の種類や素材に応じた工程の選定と実施
・シューシャインカウンターでの予約受付、預かり・返却対応、消耗品管理などの管理業務全般

導入初期は黒・茶の革靴やスニーカーからスタートし、半年〜1年後にはスエードやエナメル素材などへの対応も可能となるよう、段階的な研修と技術習得を支援します。

TASKI SHOESHINEの特徴

TASKIは障害のある社員が、その他の社員と同じ空間(例えば企業のオフィス内)で行う業務を創出し、活躍の場を広げるサービスです。

また、TASKIラインナップ複数を組み合わせることで、自社らしい障害者雇用の姿を表現することも可能です。
例)TASKI SHOESHINE × TASKI COFFEEを組み合わせ、靴磨き中にコーヒーブレイクを行いながら、顧客への訪問準備が行えるような空間を演出

期待される効果

1.従業員満足度の向上
このサービスを通じて、従業員は「足元の身だしなみを整える」体験を日常的に得ることができ、仕事への意欲や対外的な印象の向上が見込めます。また、社内のシューシャインカウンターで障害者が高い専門性を持って、職人のようにひたむきで実直に業務へ取り組む姿を間近で見ることで、社内の多様性や共生への理解が深まることも期待できます。

2.障害者にマッチした業務を構築し、キャリアステップをサポート
靴磨き業務は手順が明確かつ、ビフォーアフターが視覚でわかりやすい業務のため、多様な障害特性の方が働くことが可能です。
TASKI SHOESHINEはシューシャインカウンターを用意し、靴の予約や受け渡しなどの接客業務も行います。将来的には企業の来客者への靴磨きも行い、社内だけでなく対面での接客・提供を通して業務の責任、やりがいを感じることが出来、障害者のコミュニケーションスキルの向上に繋がります。

3.初めての障害者雇用でも安心
TASKIラインナップは、採用から研修、定着支援までトータルで支援します。
当社が障害者就業支援で培ったノウハウを、採用時のアセスメント、研修プログラム、独自の支援システムを用いた定着支援に反映し、障害者のセルフマネジメント力を向上させることで障害者の「働く」を支援いたします。

パートナーシップ について

TASKI SHOESHINEは、世界一の靴磨き職人・長谷川裕也氏が創業した「株式会社BOOT BLACK JAPAN(以下、BOOT BLACK JAPAN)」とのアライアンス契約を締結しました。

BOOT BLACK JAPANは、「世界の足元に革命を」をモットーに、靴磨きの価値を高め、職人の地位向上を目指すブランドです。2007年の創業以来、表参道をはじめ全国に店舗を展開し、カウンタースタイルによる靴磨きという“体験型サービス”を提供しています。

創業者の長谷川氏は、2017年にロンドンで開催された「World Champion of Shoeshine(世界靴磨き選手権)」で初代チャンピオンに輝いた人物であり、その技術は世界中で高く評価されています。彼が手がける靴磨きは、単なるメンテナンスではなく、「靴に宿る物語を蘇らせる芸術」とも言えるものです。

この世界観をTASKI SHOESHINEに取り入れることで、障害者が高い専門性を持った職人技術を習得し、“誇りを持って働ける場”を創出します。 BOOT BLACK JAPANは、特例子会社や福祉事業所での障害者支援実績もあり、技術指導のノウハウを持つ数少ない企業です。今回の連携により、障害者雇用における新たな可能性を切り拓いていきます。

TASKI SHOESHINE お問合せ

taski@start-line.jp(担当者:高津(こうづ)宛)

【お問い合わせ】

株式会社スタートライン クリエイティブ・ブランディング広報 藤野祐輝
MAIL publicrelations@start-line.jp
TEL  050-5893-8926 MOBILE  090-9830-9827
FAX  0422-38-5680