障害者雇用支援を通じて“誰もが自分らしく生きる社会”を目指す株式会社スタートライン (本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、2024年3月24日から4日間、先進的な障害者雇用に取り組むShekulotov Groupの視察を行いました。(視察の様子はこちら:https://start-line.jp/news/shekulotov-group0324/)
Shekulotov Groupとは、イスラエル保健庁と共同で精神障害者のための職業リハビリテーションの手法「統合型ユニットモデル(以下、IUM)」を開発しており、2005年の創業以来、約8,800名の精神障害者に対して、複数サービスを通した「職業トレーニング」と「援助付き雇用」を提供し、先進的な障害者雇用の取り組みを行っている非営利団体です。 昨年の現地視察以降もShekulotov Groupとの継続的な意見交換から、互いの文化や価値観を共有し、改めてShekulotov Groupの取り組みに共感しました。

Shekulotov Groupが大切にしていること
Shekulotov Groupは障害者が社会に出て活躍していく未来を想像し、本人の希望をヒアリングしながら目標設定を行うこと、その目標設定において、段階的なプロセスを構築し、障害者一人ひとりの状況に合わせた柔軟な個別支援計画を立案しています。支援者は、障害者が自身の力で課題を解決できるよう、支援内容を適宜見直し、常に目標に沿って適切なプロセスを経ているかという観点を持ち続けています。
障害者の能力を最大限に引き出すため、強みや可能性に着目し、目標達成に向けた具体的なステップを踏んだ個別支援計画を示すことが、就労意欲を高めることに繋がっています。また、スモールステップによる成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高め、就労への自信を育んでいます。 Shekulotov Groupが運営するカフェ「Good Coffee」では、一般就労を見据えた職場における、カフェ利用者と職員の適切な距離感の理解や、社会性を意識した関係性構築が重要視されていました。具体的には、障害者に対し、就労後を見据え、実際の就労の場のように、上司部下、同僚のような就労の場として適切な距離感を保つこと、そしてその上で聞くことや学ぶことについて風通しの良い関係性で指示を出すことで、自ら援助要請が出せるような自発性を促す信頼関係を構築しています。





今後について
Shekulotov Group は、カフェ「Good Coffee」、古着「Dandasya」、古本「Rebooks」の事業を展開していますが、いずれの事業もIUMが取り入れられ、障害者に職業訓練と就労支援を同時に提供し、リアルジョブトレーニングによって障害者の活躍を実現しています。
当社は、リアルジョブトレーニングを通して就労及びその後のキャリア形成が可能となる場を創出するにあたり、カフェという形態が日本にはマッチしているのではないかと考え、現在カフェの開設に向けて準備を進めています。
今後も、Shekulotov Groupとのパートナーシップによって、“誰もが自分らしく生きる社会”を目指してまいります。
【お問合せ】
株式会社スタートライン クリエイティブ・ブランディング広報 藤野祐輝
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