代表メッセージ

株式会社スタートライン 代表取締役 西村 賢治

多様な人々が共存し、働く喜びを感じられる社会を創る

より良い社会とはどんな社会か、あるべきノーマライゼーションとは、ダイバーシティとは何か。

昨今では多くの人や組織が考えるようになり、それを実現するために仕組みを変えたり、新しい施策を導入したりして、ここ数年、社会が大きく変わりました。まだまだ目標には届かないまでも障がい者雇用率は年々上昇し、女性の社会進出と重要なポジションへの登用は積極化され、保育園に入れない待機児童対策が急ピッチで進んでいます。ICT(情報通信技術)がPCやスマートフォンなどのアクセシビリティを向上させ、従来は行政サービスの範囲だった分野にも、NPOやソーシャルエンタープライズと呼ばれる民間企業の参入が盛んになりました。オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まり、これからは日本における障がい者アスリートのプレゼンスもますます向上するでしょう。これからもきっと社会は変わり続けます。

そんな変化の激しい時代にあって、多様な人々が共存できる多様性のある社会とは、誰かと比べて優劣をつけることではなく自分が自分らしくあれる社会です。ただしそれは自分勝手で良いということではありません。人はひとりでは生きてはいけず、お互いが誰かに寄り添い、支え、支えられる存在です。そのためにも自分自身の良さを再発見し、相手の良いところを見つけ、受け入れる必要があります。組織や社会のルールに合わせていくということも必要です。変わりゆく社会の中にあって、そこに存在するその人自身が喜びを感じられるかどうかが重要だと思うのです。

スタートラインは創業以来、2つのアプローチを重視して事業を行ってまいりました。
1つ目は既存の仕組みや既成概念を変えるチャレンジです。『仕事があるところへ人が動く』という考えから『人がいるところへ仕事を動かす』という発想にシフトし、『サテライトオフィスサービス』を展開しています。様々な業種の企業とコラボレーションしながら、障がいのある人の働く環境を郊外に創り、職住近接と職業生活サポートの充実した職場環境を実現しています。
2つ目は人に対するアプローチです。ある企業の例ですが、採用した精神障がいのある人がなかなか定着しません。その企業は、せっかく採用した人材が会社を辞めるたびに新しい精神障がいの人を、間髪入れず採用し続けています。数字上は障がい者雇用をしていることになっていますが、本来意図していなかった理由で退職する人の気持ちや職場の仲間の気持ちは果たして充実しているでしょうか。仕事を辞める方と職場、どちらに課題があるのでしょうか。こういったケースでも、職場・働く本人双方に対してトレーニングや関わり方の技術習得で解決する場合は多いのです。そういったことをコンサルティングや勉強会などを通じてできるだけ体系的にお伝えしています。

多くの人の1日の1/3は、『働くこと』に使われています。働くことに喜びが感じられれば、人生がきっと豊かになる。私たちスタートラインは、関わる多様な人々すべてが働く喜びを感じられるような社会を創っていきたい。これからも私たちは、既存の仕組みや慣習の中で見直せることや、より良いカタチに作り変えられるものはないか常に考え続け、人を想い、人を信じ、人と積極的にかかわっていきます。そして、事業を通じてより良い社会を実現してまいります。


株式会社スタートライン 代表取締役 西村 賢治

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